ささえりあ熊本西では9月27日(月)第5回自立支援型地域ケア会議をオンラインで行いました。

今回は2事例協議し、助言者に薬剤師、看護師、作業療法士、管理栄養士の方々に参加して頂きました。協議内容は以下になります。

① 80代 女性 要介護1 眩暈からくる転倒で骨折を繰り返されている方の転倒防止とリスクを軽減する方法。

② 80代 女性 要支援1 下肢筋力の低下と強い円背があり、歩行への不安や家事の負担が増している方の機能が低下しない為の方法。

①の事例では眩暈の原因になりそうな要因(糖尿病、服用中の薬の作用)を一つ、一つ再確認していく事、訪問看護サービスの検討(体重管理、服薬管理)、環境調整(体の向きだったり、手すりの使用を検討し不安定な環境を減らす。)等の助言を頂きました。②の事例では円背が強い事と口腔機能の低下もあり背もたれ付きの椅子に座る際に後屈しないよう椅子の前面にタオルやクッションを敷いて姿勢を保つ事や、服用中の薬がカプセル状であり、落とした際には円背で拾えず飲めていないかもしれない事、薬の剤形が大きい場合は半分に割って服用する事、介護保険でのリハビリのサービスの提案、柔らかい物だけでなく、形があるものを食事で摂る事等の助言を頂きました。

今回の協議で転倒の原因になっている眩暈へのアセスメントに病気だけでなく、食事(おやつ、夜食)や体重管理、環境への視点を持つことや円背が強い方のアセスメントにおいて機能低下予防だけでなく、現在負担になっているかもしれない事への視点を拡げる事など学ばせて頂きました。

これからも自立支援型ケア会議等を活用してケアマネジメントの向上と課題への対応を学んでいきましょう。

                                  ささえりあ熊本西 岡田