ささえりあ熊本西では令和4年8月22日に第3回自立支援型地域ケア会議をオンラインで行いました。
今回は薬剤師、保健師、作業療法士、管理栄養士の方々に参加頂きご助言頂きました。
下記の2事例を協議しました。
①80代 女性 要介護1 家族と同居だが日中は独居であり、また山間部に住まわれ近隣との交流も活発ではなく通所サービスの利用も続かない方の認知機能と下肢筋力低下の防止の支援について
②90代 女性 要支援2 考えすぎる傾向があり体調不良がみられる。また夫が免許返納した事で外出が減少している。服用中の睡眠薬の副作用の心配があられる方への支援について
①では転倒骨折の既往があり再発防止に住環境の整備や同居家族と一緒に調理等を行う事、高血圧への対応をして3大合併症を防ぐ事や眠剤の使用状況と本人の様子をみて眠剤の作用による転倒を防ぐ事の助言を頂きました。また短時間のディサービスの利用や日課の畑作業を行いやすくする道具の工夫や移動までの環境整備の助言も頂きました。
②ではストレスを溜めやすい性格で、認知機能の低下につながりやすい。場の雰囲気作りや話の傾聴を行う等の精神的フォローや薬の量の調整をできるだけ行い、睡眠の質のを上げる事、住環境を見直して立ち上りの負担を軽減する助言を頂きました。また調理を負担に感じる際は道具を変えたり、ご家族から声をかけてもらう事、本人の楽しみや満足度を充実させていく事などの助言を頂きました。
今回の自立支援型地域ケア会議を通じて、本人の生活環境や性格に寄り添った支援の他、本人の生活における安心や満足感といったアセスメントの視点が重要であることを学ばせて頂きました。
今後も本人の生活における安心や満足を支援できるよう支援の視点や方法を学んで行きます。
ささえりあ熊本西 岡田