ささえりあ熊本西では令和3年12月20日(月) 第8回自立支援型地域ケア会議をオンラインで行いました。

今回は助言者に薬剤師、作業療法士、看護師、管理栄養士の方々に参加して頂き2事例を協議しました。

①80代 女性 要支援2 排便コントロール不良や腰痛の悪化で歩く機会が減っている方の支援

②90代 女性 要介護2 認知症の方が集う場がなく介護保険サービスでの支援に頼っていると感じる事、またご高齢の方のADLの向上について ②については動画で本人の動きや食事風景を視聴しました。

 

①では歩行器を前腕支持型の歩行器に変えて立位で腹圧が掛かるようにして便通を促す事や便秘により脱水に傾くので水分の摂取量の目安を作ること。塩分に対し減塩しょうゆや代替でポン酢を使用する事、医師と連携を強化し、下剤の見直しや腹圧の強度、定期的な受診の相談をする事の助言を頂きました。

②では物とられ妄想があったがディサービスの利用により発生頻度が減り、物とられ妄想と感情が結びつく事なく非常に良い状態を保っているといった意見や歩行器をピックアップタイプに変更する、102歳でADLが向上された例があるといった助言を頂きました。またCMが感じている介護保険サービスに頼っているかもとの自問の課題については利用者本人が自己表現できて生活しており、家族の負担軽減もできているケアマネジメントをされていると会議参加者より労いと感心の言葉がありました。

今回の会議で活動性の低下に本人の身体状況や薬の代謝機能の見る視点、歩行器の種類の変更の検討や認知症による妄想へ介護サービスでの対応で安定した状態を保てる事など様々な学びがありました。これからも自立支援型地域ケア会議を続けてケアマネジメントの研鑽を行っていきます。

                                 ささえりあ熊本西 岡田