ささえりあ熊本西では7月26日(月)オンラインにて令和3年度第3回自立支援型地域ケア会議を行いました。

今回は2事例を協議し、助言者に薬剤師、看護師、作業療法士、管理栄養士の方々に参加頂きました。協議した事例内容は以下になります。

①70代 女性 要支援1の認定 要介護認定の夫と障害の疑いがある妹を支援しながら家事をこなされている、腰や足の痛みもあり自宅での運動が継続できない方の支援について。

②80代 男性 要支援1の認定 昼夜逆転傾向で生活リズムが乱れている方の日中の活動が増える為の支援について。

①の事例では服用中の痛み止め薬の効果を主治医に相談する事や心配や不安が腰痛に繋がっている。自律神経症の症状がみられている。自宅で安楽に作業できるよう住環境の整備を行う。将来の不安を本人だけで抱えている状況であり、今後の事を家族で話し合う、また本人だけでなくご家族を支援するためCM以外の支援者が必要ではないか等の助言を頂きました。②の事例では夜間の排尿について泌尿器科に相談する。水分が取れてないので、服用中の薬が高マグネシウム血症になり腎機能の低下に繋がる。食事の内容で食物繊維が足りてなく便秘症である。体のバランスが整えば生活リズムも整い日中の活動も増える等の助言を頂きました。

今回の事例を通して本人だけでなくご家族への支援が必要、本人の痛みを主治医に伝える(痛みの強さ、頻度、痺れの有無)、生活リズムを整えるのに体のバランスを見ていく等が学べました。今回の会議を生かして今後もケアマネジメントを研鑽していきましょう。

                                         ささえりあ熊本西 岡田