ささえりあ熊本西では6月24日(月)に第2回自立支援型地域ケア会議をオンラインで行いました。

今回は歯科医師、薬剤師、看護師、作業療法士、管理栄養士の方々に助言者として参加して頂き、2事例を協議しました。今回の会議では対象の方の様子を動画で見れるよう工夫して行いました。

①84歳 女性 要支援1 外出の機会は減少しているが日常生活は自立しており、介護保険サービスの卒業を視野に入れた方の支援について。

②87歳 男性 要介護2 介護認定を下げる見直しを検討中の方。言語が聞き取りにくく、口腔の問題がある。ケアマネジャーとしてのどのような支援ができるかについて。

①では同居家族からの支援を相談する(一緒に食事、外出等)。散歩などに歩行器を使用する。自宅の手すりは貸与から住宅改修を検討する。通所サービスの利用終了後の不安軽減のため、短期のモニタリングを行う。また今回飲まれている薬は消化器への負担があるため、排便の状態を確認する等の助言を頂きました。また②では後期高齢者の歯科検診制度や歯科に直接受診して口の機能の状態をみてもらう。言語聴覚士の介入をサービスに組み込む。の助言を頂きました。尚、動画での歩行状態をみて整形外科の受診や下剤薬が多いので水分量の確認も合わせて助言頂きました。

今回の2事例はご本人の様子が改善されてきており今後は介護保険のサービスを減らしたり、区分を軽度に見直す事を視野に入れた支援を考える会議になりました。これからも専門職の方々の視点や知識を活用して改善状態の維持、悪化予防になるケアマネジメントに活かしていきましょう。

ささえりあ熊本西 岡田