ささえりあ熊本西では3月22日(月)にオンラインにて令和2年度第6回自立支援型地域ケア会議を行ないました。

今回は2つの事例に薬剤師、看護師、作業療法士、管理栄養士の方々より助言を頂きました。

事例①92歳女性 認知症の進行がみられ、自分でできる事が少なくなっている。また難聴から家族に疎外されていると感じておられ、本人・家族が互いにストレスを抱えている事例。

事例②88歳女性 掃除や整理が苦手でお嫁さんの支援を受けていたが、お嫁さん夫婦が引越しする事になり、不衛生な環境になる事が予測される事例。

①.②事例共に様々な助言を頂きました。①では話の中で本人に喪失体験があられた事が分かり、心の回復に寄り添う事や家族のレスパイト支援、前向きな目標を作る等の助言を頂きました。

②では薬の整理に壁掛けタイプの薬容れの使用や家族の訪問支援の継続、片付けが苦手な理由が持ってきたものを元に戻し損なうことがあるとの事であり、かごを用意し、かご別に物を入れてもらう等の助言を頂きました。

認知症と家族の問題や本人を取り巻く環境の変化の問題などケアマネジャーは本人のみでなく、家族との関係性や環境の変化にも配慮が必要と思われます。地域ケア会議を利用してマネジメントの向上に努めましょう。

ささえりあ熊本西 岡田