ささえりあ熊本西では令和4年6月30日(木)に令和4年度 第1回自立支援型地域ケア会議をオンラインで行いました。

今回は2事例協議し、歯科医師、薬剤師、作業療法士、看護師、管理栄養士の方々にご助言頂きました。

①80代 男性 要支援1 心原性脳塞栓症があり右目の視野狭窄があられる。心不全のリスクもある状態だが本人に自覚がなく。屋外での運動には注意が必要だが、長年運動を続けてこられ拘りがある方の支援について。

②90代 女性 要介護1 認知症と口の不随運動があり義歯が定着しない方の支援について。

①の事例の助言

●歯周病菌による心臓への負担が心配されるが、今回の事例の方は定期的に歯科通院ができており、そのリスクは低いとの事。

●どのくらい歩くと血圧の変化があるかのデータを取る事。散歩コースでの安全面の再確認(左側を歩いてもらう。歩行者用の歩道を歩く。)

●降圧剤と柑橘系のフルーツとの飲み合わせが悪い事(作用を及ぼす時間は薬を飲んだときだけではなく持続性がある。)

●塩分の過剰摂取を控えるため、酢を代用する事等の助言を頂きました。

②の事例の助言

●動画にて口の動きを見てもらう。今回の事例の動きに置いては義歯の安定した着用は難しいとの事。(不随運動があっても口の動きに規則性があれば、義歯の着用も可能の場合がある。)

●薬の飲み忘れを防ぐため、薬に日付を入れる。

●歩行や姿勢の保持も安定してない様子で通常の杖の使用だけでなく、ノルディックウォーキング用の杖を活用してリズムを整えて歩いて頂く。

●食事を十分に咀嚼して飲み込めてない事が予想され歯科受診と食物形態の見直し等の助言を頂きました。

今回の会議で各専門職の方々より助言頂き、食事内容や食事と薬の関係、本人の生活習慣が体に及ぼしている影響を知る事等、ケアマネジメントがより深まるアセスメントの視点を学ぶ事ができました。

今後も自立支援型地域ケア会議や様々な研修を通してケアマネジメントの研鑽を行っていきます。

ささえりあ熊本西 岡田