ささえりあ熊本西では8月19日(木)オンラインにて令和3年度第4回自立支援型地域ケア会議を行いました。

今回は2事例を協議し、助言者に医師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士の方々に参加頂きました。協議した事例内容は以下になります。

①90代 女性 要介護1の認定 立ち上りや歩行バランスに不安が残る方の自立へ向けての支援について。

②80代 女性 要介護1の認定 間食がやめられず、糖尿病の検査の度に落ち込まれる方の糖尿病の悪            化を予防するための支援について。

①の事例では91歳で歩けない状態から回復された事に本人の意欲を讃える事や地域のお元気モデルとして地域を盛り立ててほしいと言った激励が会議の中でみられました。歩く事に関して、目標をコンパクトにして成功体験を増やしたり、自宅の転倒しやすいところに印をつける事等の助言を頂きました。また浴槽からの出入りができにくい事には、動作を分けて一つ一つ行う習慣がつけばとの助言を頂きました。

②の事例では薬の内容が間食には効力が薄いことや、間食すると考えるのではなく間食する時間があると考える視点、食事の内容の把握や体重の変動に気を付け食べたら動くを習慣付ける事、本人の好きな事を行ってもらう(指編みや家庭菜園)等の助言を頂きました。 

今回の事例を通して90代で意欲的な目標を持って取り組まれる方や糖尿病等の生活習慣病を持たれている方へのケアプラン作成において様々な視点を持つ事を学べました。今後もケア会議を活用して自立支援への視点を深めていきましょう。

                                         ささえりあ熊本西 岡田